【GO GLOBAL #1 レポ】 ベイエリアで主流になっているコーディング試験の実態と攻略Tips
こんにちは、maricuruのワダ(@takahi5)です。
先日、"GO GLOBAL" meetup #1 に参加してきました。
GO GLOBALという海外で活動に興味があるエンジニアコミュニティのイベントに参加してきました。
今回はとくに「コーディング試験」をテーマに、海外での勤務経験のあるエンジニアの方々を中心に発表がありました。
発表の質、量ともにかなり充実してものでした。
コーディング試験とは
採用の際にエンジニアの開発力を測る試験です。
方法にはいくつかあるようで
- CodilityやHackerRankのようなクラウドサービスを使う
- その場でホワイトボードにコードを書かせる
- XXを作って下さい、などの課題が出され数日間で作ってる宿題型
のようなケースがあるようです。
ベイエリア(*注1)ではコーディング試験は必須になってきており、また日本でも採用する企業が増えているようです。
今回のMeetUpでは、このコーディングテストについて採用側、また候補者側の両面から実例やアドバイスが語られました。
では、印象に残ったフレーズを中心に振り返ります!
*注1: ベイアリアはサンフランシスコやシリコンバレー一帯を指し、ベイエリアって言うとコイツ知ってるな感が出るようです。なので使ってみましたw
コーディング試験は受験
これは@daigoさんがおっしゃってたのですが 、コーディングテストは受験だと感じました。
バイナリツリーやらソートロジックやら、普段の業務で求められないスキルが要求され、 傾向と対策が重要になってきます。
センター試験とかTOEICの試験に似てる気がしました。
もちろんベースのスキルは必要ですが、この手の試験で高得点を取るには、その試験に特化した慣れが必要だなと...
競プロとか好きな人だと得意かもしれません。
逆に、動けばいいや派にはキツそうです。
ベイアリアのコーディング試験を受けるなら必須と言われるサービスで LeetCodeというサイトが紹介されました。
これは受験で言う「赤本」みたいなもので、なんと有名企業のコーディング面接の過去問が掲載されています...!
本気で面接望む際は、有料プランにはいることがオススメとのことでした。
またベイアリアではLeetCodeのもくもく会なども開かれているとのことでした。
コーディングテストだけで実力は測れない
こちらは採用側の視点で...
スマートニュースの@k0000iさん、リクルートテクノロジーズの@yosuke_furukawa さん共におっしゃってましたが、コーディング試験の点数だけで実力を測ることは難しいとのことでした。
コーディング試験での回答を面接時のネタにして、面接で深掘りするようでした。
また、リクルートの場合インターンの採用に使っているという背景もありやる気のフィルタに使う側面もあるようでした。
たしかにこれはアリな気がしました。
逆のパターンで考えると、志願度が高くないとわざわざ面倒なコーディングテストとかやりたくないですからね。
本当に志願度の高い候補者に絞るフィルタとして役に立ちそうです。
コーディング試験のTips
候補者側の視点では、たくさんのTipsも紹介されました。
ホワイトボード面接では型がない言語で
単純に書く量が減るから。
たしかにそうですよね(笑)
Javaとかきつそう〜
にしても、IDEの補完なかったらキツそうだなー。
メソッドで分割する
適切なメソッドに分割して書くことで、たとえ全部解けきれなかったとしても、ある処理をしてくれるメソッドがある前提で書けるので部分点が狙えます。
あとホワイトボードの場合、消して書き直す作業が効率的なるとのこと。
ブツブツ言いながら書く
これもホワイトボードテストの場合ですが、考えてることを口にだすことでアピールできます。
また、イケてる面接官の場合助け舟を出してくれるみたいです(笑)
まとめ
採用側としてコーディング試験の使い所の勉強になりました。
やる気のフィルタっていうのはアリだなと思います。
一方、候補者視点ではホント受験だな...と。
できれば避けて通りたいです(笑)