React Native Tech Blog

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リモートワーク推進!ということでセブ島でリモートワークしてきました

こんにちは、maricuruのワダです。

弊社はリモートワークを推進しており、ここ最近はリモートで働く仕組みを整えていました。
副業や業務委託という形でとても優秀なエンジニアがジョインしてくれて、主にリモートで働いています。

その結果、僕もオフィス行かなくてよくね?と錯覚してw、冬が到来し気温が下がってきたのを機に、寒いのが嫌いなのでセブ島へやってきました(笑)

1週間、セブのITパークを拠点にコワーキングスペースなどを利用しながらリモートワークをしたのですが、結果的には全然アリでした👍
むしろかなり最高だったので、今回得たノウハウを共有したいと思います!

エンジニアなんてmacとネット環境さえあれば、どこでも働けますからね❢

ちなみに、今回は10日間の日程で、前半はリモートワーク、後半は家族で休暇という形だったのですが、このように仕事と休暇をマージしたリモートワークのスタイルは、ワーケーション(work + vacation)と呼ばれるようです。

ワーケーションとは?

work(仕事)とvacation(休暇)を合体させた造語で、旅行先などでのリモートワークを認めるというワークスタイルとのことです。
欧米では普及しつつあり、日本でもJALなどが導入しています。

そのメリットとしては以下のような点があります。

働きながらリフレッシュ

リゾート地のホテルやコワーキングスペースを利用して仕事ができれば、昼休みはプールで休憩したり、晩ごはんは現地の美味しいものを食べたり、と普段のオフィス勤務ではできないようなリフレッシュができます。

ゆっくりした滞在が可能に

連休などを利用して旅行に行く場合どうしてもタイトな日程になりがちです。

「この打ち合わせは外せない!」という場合に旅程の短縮を余儀されない場合もありますが、もしリモートで滞在先から打ち合わせに参加することができれば長期の旅程を組むことができます。

家族の満足度アップ

旦那がリモートで働いている間も家族は滞在先で観光やアクティビティを楽しむことができます。
僕の今回の滞在でも、息子はプールやショッピングモールのプレイエリアへ、妻はマッサージに行くなど、それぞれでセブを楽しんでいたようでした笑

なぜセブ島か?

セブを選んだ理由としては...

時差が少ない

時差が1時間なので日本とのミーティングにも支障がないです。
時差ボケもありません。

暖かい

僕は寒いのが嫌いなで、冬になると気分も陰鬱になりアウトプットの質さえ下がるのではと懸念しています(笑)
フィリピンは12月〜5月が乾季で過ごしやすく、これは日本の寒い時期と逆パターンなので、もう冬はフィリピンでいいんじゃないかと!?

近い

今回は家族旅行とマージしての滞在です。
息子が3歳と小さいためロングフライトは避けたく、直行便で5時間で行けるのは◎です。

宿泊について

おすすめエリアはITパーク

今回僕はITパークという地域にairbnbでコンドミニアムを借りました。

ITパークとは、IT企業が集積する経済特区で

  • 治安がよい
  • 街並みがきれい
  • レストラン、コンビニも多い

など特徴から、日本人にとっては間違いなく過ごしやすいエリアです。

現地の日本人曰く「ITパークは進撃の巨人の壁の中」とのことでしたが、まさにその通りで、そのエリアだけ明らかに安心空間が構築されています。

近代的ビルが並ぶITパーク(左) だが一歩出るとローカルな街並み(右)

部屋について

部屋はairbnbで「AVIDA TOWER」という高層コンドミニアムの一室を借りました。
airbnbでITパークの部屋を探すと大半はAVIDA TOWERです(笑)

入り口には24時間警備員がいるので安心感があります。

部屋のタイプは色々ありますが、家族で行く場合はベッドルームと別に作業部屋があるのが良いでしょう。
家族が寝静まってからも作業ができるので。

2LDKの部屋を借りて、1泊5000円くらいでした。
実際5000円くらい出すと普通にビジネスホテルも借りられるので、めちゃ安ではないですが、複数の部屋があるのは家族連れにとっては使いやすかったと思います。

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居住者が無料で使えるプールもあるのでリフレッシュにもなるでしょう。
僕の場合は家族も一緒に行ったので、3歳の息子は特に喜んでいました(笑)

子供が大喜び!

ネット環境について

ITエンジニアとして一番気になるところです。
僕も行くまではここが一番不安で、しっかり調べてこようと思っていました。

一般的にセブのネットインフラはイマイチと言われますが、結果的には問題なく仕事ができました。

ただ現地の人曰く、天候次第で(?) でネット環境が悪くなったりするらしいので、常にこの状況ではないかもしれないです。

Wi-Fi環境は?

主にPC作業のためにWi-Fiを利用しました。宿泊してるコンドミニアム、また外ではコワーキングスペースや公衆Wi-Fiも使えます。

コンドミニアム@ITパーク

部屋にもよるかもしれませんが、宿泊した部屋では6〜7Mbps出ていました。

大容量のデータをやりとりするには不便があるかもしれませんが、普通の作業では支障はなかったです。
zoomを使ってオンラインでミーティングもしましたが、全然問題なかったですね!

ちなみにこの部屋の回線はケーブルTVを使っているようでした。

コワーキングスペース

後に書くThe Companyさんでは170Mbpsの爆速が出ていました。
これなら日本にいるときと変わらず作業できますね。

またLIGさんの運営する、ii-office cebuさんでは 35Mbps出ていました。
これも普通に使う分には十分でしょう。

公衆Wi-Fi

大抵のモールやカフェで公衆Wi-Fiが飛んでいます。

ただモールで繋ごうとしたときは、認証にフィリピンの電話番号が必要で、SIMが電話番号なしのタイプだったので接続できませんでした。。。

カフェではBo's coffee(フィリピン版スタバ)だと、コーヒー注文時に2時間有効のWi-Fiパスワードを渡してくれました。

モバイル通信(SIM)は?

今どきスマホでネットが使えなかったら死にます。

そのためのSIMをゲットする方法は主に

  • 現地の空港で買う
  • 予めamazonで買う

がありますが、個人的には予めamazonで買うのをおすすめします。

理由としては以下の3点です。

  • 現地到着後の時間が節約できる
  • 値段も現地で買うのと変わらない
  • 出国前に設定できるので安心(設定は超簡単ですが..)

僕の場合はCHINA UNICOMの東南アジア向けグローバルSIMを買いました。

12日間で4GBまでLTEが使えるので十分でしょう。
最悪4GBを使い果たしても、3Gで接続できるのでLINE程度なら大丈夫ぽいです。

日本ではsoftbank回線に繋がるので、出国前に設定できます。

現地でも到着したら速攻で繋がりました。
またテザリングも使えました。

コワーキングスペースについて

おすすめはThe Companyさんです。
ITパークからはタクシーで10分くらいで着きます。

なんと言っても、ネットが速いです!
170Mbpsとか出てました。

あとは、水、コーヒーが飲み放題で、
テレフォンブースもあり、滞在中は日本メンバーとのオンラインミーティングに利用しました。

またこちらで働くスタッフの方も親切で、今回は現地のエンジニアやReact Nativeのオフショア開発をされている方をご紹介いただきました。
お陰様で充実した滞在になりました。

ちなみにThe Companyさんは2019年2月にITパークにもコワーキングスペースをオープンするとのことで、これはますます使い勝手がよくなりそうです!

www.cebupot.com

The Company フリースペース

移動手段について

Grab(東南アジア版UBER)を圧倒的におすすめします。

  • 現金のやりとりが不要(クレカ決済)
  • 行き先の会話が不要

なのがセブ初心者にとっては助かります。

nonki-mom.com

Grabの使い方は多くのサイトで語られているので割愛するとして、注意点としては

  • アカウント登録は日本で(電話番号認証が必要)
  • クレカ登録は現地で(Grab非対応エリアだとできない)

ってことぐらいです。

ちなみに僕は、普通のタクシーで軽くボラれました(笑)

この一件依頼、Grabしか使わないと心に誓いました。
こういう謎の交渉を避けられる時点でもうGrab使うしかないです。

食事について

ITパークやショッピングモールには、日本人でも安心できるクオリティの高いお店がたくさんあります。
そして値段も安いです。

1日の食事サイクルは大体こんな感じでした。

  • 朝: ITパーク内のカフェやファストフード店へ
  • 昼: コワーキングスペース周辺で
  • 夜: 家族でITパーク内orモールのレストランへ

ITパーク内には、スターバックス、マクドナルド、KFCなど馴染みのある店舗も多くあります。
その他のファストフード店やカフェも、清潔で安心クオリティです。

総じて食事は口に合うし、安いし、事前の想定以上の満足度でした。

宿泊したAVIDAタワー周辺だと、chow king(中華ファストフード)、Yelllow Cab(ピザ)が美味しかったです。
夜ご飯ではKUYA Jというフィリピン料理チェーンがかなりよかったです。

ローカルの食堂は難易度高いですが、現地スタッフの方に連れて行っていただき、これも意外と美味しかったです。
初めに好きなものを注文して、出る時に自己申告で支払うという、性善説システムです(笑)

ITパークの店舗(左) 、ローカルの食堂(右)

洗濯について

なぜこんなことをわざわざ書くかというと、フィリピンの多くの家では洗濯機がないことが一般的で、今回宿泊したコンドミニアムにも洗濯機はありませんでした。

じゃ、どうするの?というと、町の「洗濯屋さん」を使います。

各種サイトを参考にしたところWash n Dryというお店が安心クオリティらしいです。

www.dubiansi.tokyo

ITパーク近くにもあり、AVIDAタワーからは徒歩10分くらいだったので、2日に1度ほどの頻度で利用しました。
Rushコースだと当日に仕上がります。
のはずなのですが、時間通りに仕上がってないこともありました(笑)

運動について

不満があったことといえば、運動のことです。

ジョギングしようと思っても、路面状況が悪く、交通量も多いため難しそうでした。
車やバイクが走り交う中を信号無しで謎の秩序で横断する、という状況なので落ち着いてジョギングなんかできません!てかしてる人、見かけませんでした(笑)

また、コンドミニアムに「ジム完備!!」と書いてあったので行ってみた結果は...コレ↓で残念な感じでした(笑)

ジム完備!!!

ホテル滞在や、長期滞在ならスポーツジムに行くなどの手段もあるかもしれません。

バケーションについて

さて、いよいよワーケーションの”バケーション”のほうです!

セブ島で仕事をするには市街地であるセブ市が中心になりますが、バケーションを過ごすなら隣接するマクタン島になると思います。

マクタン島には多くのリゾートホテルが点在し、ボートで少し沖の方に出ると澄んだ海でシュノーケリングやダイビングを楽しむことができます。
市街から30分ほど、ちょっと足を伸ばせば世界有数のリゾート地へいけるのは素晴らしいですね!

僕の場合はマクタン島に2日間、市街のホテルに2日間でバケーションを過ごしてきました。

ちなみにマクタン島のホテルのWi-Fiは1Mbpsと厳しいものでした..
マクタン島では仕事を忘れてバケーションを過ごしましょう笑

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まとめ

ここ数年、各社で柔軟な働き方が推奨されるようになり、リモートワークを許可する動きも進んできています。

特にエンジニアのような職種は、macとネット環境があれば開発はできるし、またアウトプットがコードで測りやすい点から、リモートワークに適した職種だと思います。

仕事の活力をつけるため、また家族との時間を大切にするため、ワーケーションのようなスタイルが普及していくといいですね!
そして、セブ島はワーケーション先として十分にアリだと思います。